2011年3月11日、世界は変わってしまいました。安全といわれた原発が事故を起こし、今なお世界中に放射性物質を拡散し続けています。美しい森も、清らかな川も、実り豊かな大地も、恵みをもたらす海も、穢れてしまいました。あの日から、福島の子どもたちは放射能に怯え、思う存分外を駆け回ることもできません。あの日から、日本中のママたちは毎日スーパーで胸のふさがる思いを続けています。私たちはこれまで、世界有数の地震大国であるにもかかわらず無知と無関心によって、原発を受け入れ、原子力政策に加担してきました。原発は、放射性廃棄物を数万年単位で未来に残すだけでなく、福島の事故のように、人間が生きることさえできない状況を生む可能性をはらんでいます。泊原発がある限り、北海道も例外ではありません。食糧自給率200%の北海道が汚染されたとき、日本はどうなってしまうのでしょうか。私たちにはふたつの未来があります。3.11を繰り返さないために、原発に依存しない持続可能な生き方を選択するのか、これまでと同じように原発を容認し、負の遺産を生み出し続けるのか。考えてください。行動してください。あなたの愛する家族や未来を担う子どもたちのために。